当該箇所は、急斜面で斜面崩壊の恐れがあったため、がけ上の校舎施設や前面道路の安全を確保するための防災を目的とした法面工設計を行いました。
また、当該斜面は前面道路や市街地からよく見えることから、発注者である石川工業高等専門学校のレガシーとして景観、環境に配慮した設計を心掛けました。
また防災のための施設だけでなく、安全な歩行者動線を確保するための屋根付き階段や、自転車置場、管理用通路、照明、水道、植栽等、外構設備の設計をトータルでとりまとめました。
オンソリ谷川砂防堰堤(白山市河内町)
土石流の捕捉を目的とした、堤高H=13.0mの透過型砂防堰堤の設計を行いました。オンソリ谷川流域では、計画上大量の土砂が出るため、複数の砂防堰堤による土石流対策が行われており、写真はそのうちの一つになります。
堅田川1号谷砂防堰堤(金沢市堅田町)
国道159号線から望める堅田川1号流域の砂防堰堤の設計を行いました。流域内の礫径が0.2mと小さいことから、小礫でも捕捉可能な形式である不透過型堰堤を採用しています。
笹尾砂防堰堤(羽咋市鹿島路町)
笹尾流域内に豪雨による山腹崩壊・土石流が発生しており、さらなる被害を抑制するため、土石流対策(災害復旧工事)として砂防堰堤を設計しました。堰堤の下流側には、流木対策としてスリットを配置しています。
中ノ峠治山事業(小松市中ノ峠町)
豪雨により山腹斜面が崩壊し、住宅背後まで土砂が流出したため、崩壊箇所の復旧設計を行いました。崩壊した斜面には地下水等の影響が見られることから水路工を整備し、また、崩壊土砂の流出防止等を目的とした土留工等を配置しています。
大前林治山事業(白山市白峰)
集落背後の斜面には、岩塊から剥離した浮石や斜面上で停止している転石といった落石材料が多数存在しています。人家への落石被害を抑えるために、斜面の末端部に落石エネルギーや斜面勾配に適応した落石防護柵工を設計しました。
大桑町急傾斜地崩壊対策(金沢市大桑町)
大桑地区では、崖地の上下に人家が近接しており、崖崩れによる被害を防止するため、法枠工と鉄筋挿入工により斜面を補強する設計を行いました。
主要地方道高松津幡線地方道改築(河北郡津幡町)
施工時に切土法面に地すべり性崩壊の兆候が確認されました。おさえ盛土で応急対策を行い、アンカーと横ボーリングによりすべりを抑止する設計を行いました。
能登半島沖地震による道路崩壊復旧事例
能登有料道路横田IC付近
豪雨による大規模崩壊の調査・設計事例
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